2018-01-09
トワイライトのお仕事で伸びる英語力は?
ご無沙汰しております、Maimiです!
あけましておめでとうございます(遅
みなさまいかがお過ごしでしょうか。
わたしは昨年秋に帰国し、最近は英語を話す機会がほとんどない焦りを抱えております…。
落ち着いたら英会話教室に通い始めたいな〜などと思っています。
さて、今日はわたしの体験談を書かせていただきたいと思います😊
テーマは、「トワイライト・トラベラーのお仕事で伸びる英語力は?」。
わたしはワーキングホリデーの制度を使い、2017年3月から10月までカナダ・バンクーバーに滞在。
そのうち、4月から10月までの半年ほど、こちらトワイライト・トラベラーにてアシスタントとしてお仕事をさせていただきました。
(ワーキングホリデーについては以前の記事「わたしがバンクーバーに来るまで。by Maimi」を読んでいただければうれしいです♪)
ちなみに、語学学校は最初の1カ月半のみ通いました。
ワーキングホリデー(通称ワーホリ)に行く方や、これから海外留学を考えている方にとって、「海外に滞在すれば英語力は伸びるのか?」というのはとても気になる問題だと思います。わたしもそうでした。
今日は、「ワーホリで英語力は伸びるのか?」という疑問に対して、トワイライト・トラベラーでのお仕事という側面から答えてみたいと思います。
◆トワイライトのお仕事って何ができるの?
と、その前に、トワイライトのお仕事ではわたしは何をしていたのか?ということについて少しご紹介させてください。
わたしが真澄のもとでお手伝いさせていただいていたお仕事のうち、英語を使ったものには主に次のようなものがあります。
・カナダ人スタッフ(英語の先生、ブリティッシュ・コロンビア大学の大学生)と連携して、大人の遊学や高校生の海外語学研修などのプログラムを催行
・カナダの企業や大学と様々なやりとりを行う(メールや電話など)
・経理書類の整理
・日本から来られたお客様とご一緒するときの、英語から日本語への通訳
ここから言えるトワイライトのお仕事の特長は、
☆ネイティヴと密に連携して働くため、英語に常に触れる機会がある
☆1パターンの英語ではなく、その場その場に応じた英語を話す必要があるため、生きた英語が身につく
といったことが挙げられます。
◆英語力って何なのか?
では、そもそも英語力とは何なのか?
これは、一般的に
・聴く力(リスニング)
・読む力(リーディング)
・書く力(ライティング)
・話す力(スピーキング)
の4つの技能に分けて語られることが多いでしょう。
というわけで、トワイライトでお仕事をした結果これらの力は伸びたのか?
技能ごとに考えてみたいと思います。
ところで、英語を学習している方のなかには、TOEIC公開テストを一つの指標とされている方も多いかと思います。
わたしもワーホリ留学に際して、渡航前・渡航中(バンクーバーにて)・帰国後のそれぞれのタイミングで受検しました。
受けたのは、現在日本で行われているTOEICのうち最も一般的なテスト、「TOEIC Listening & Reading Test」。こちらはリスニングとリーディングが各100問の、合計200問・120分の試験です。
わたしはこのTOEICをワーホリ挑戦前と挑戦後に受けることによって、自分の英語力がどう伸びたのか実感することができました。
そこで、聴く力(リスニング)と読む力(リーディング)については、TOEICのお話を中心にご紹介してみたいと思います。
◆聴く力(リスニング)
リスニング力は、「海外にいれば耳が慣れて勝手に伸びるのでは?」と考える方が多いと思います。
実際、わたしも予想どおり伸びました。
以前は話の流れがまったく追えないこともあったし、特に1つの会話に対して3つの問いに答える系の問題では、一度わからなくなると次の問題についていけなくなることがよくありました。
TOEICの問題でいうと、Part3,4のこんな感じの問題です。→(公式サイトのサンプル問題)
しかしカナダで半年ワーホリ生活を経てから勉強してみると、話がまったくわからないということは起こらないし、わからない問題があっても次ですぐ追いつけるようになりました。
特に、トワイライトのお仕事には、
・現地のカナダ人とのやり取りが多い
・カナダ人大学生の猛スピードの会話についていく必要がある(若者の英語はとても速いんです!完全にはついていけませんでしたけど。。)
・電話で英語を話すなど、ボディランゲージや筆談を使わずリスニングをしなければならない機会がある
という特徴があり、否が応でもリスニング力は他のお仕事に就くより向上します。
じつは、ワーホリでバンクーバーに来た日本人の方は、日本食レストランやその他日本人の多い飲食店に勤めるパターンもかなり多いのです。
その場合、スタッフ同士の会話はすべて日本語、なんていうことも。また、わたしも飲食のアルバイトを掛け持ちしていた時期があるのでわかるのですが、飲食店の接客英語は結構フレーズが決まっています。そのため、英語力の高まりを感じづらいということも多いのです。
その点、トワイライトでのお仕事はかなり(強制的に!)リスニング力が伸びますよ!
◆読む力(リーディング)
先ほどのリスニングについては、海外に何カ月もいれば勝手に伸びそうなイメージがある一方、リーディングについては「座学だし、勉強しないと伸びづらそう」と思う方も多いのではないでしょうか。
しかし、これがわたしの場合意外な結果でした。
結論から言うと、
勉強しなくても、かなりの伸びを実感できた
というのが感想です。
ただ、まったく対策をしなかったらたかが知れた点数になってしまうと感じたので、わたしはバンクーバーでTOEICを受ける前に多少勉強をしました。あまりしっかりはできませんでしたが…。
というわけで、勉強しなくてもいいよと言いたいのではなく、しなくてもまあまあ伸びを実感できるようですということです。
リーディングのテストってやっぱり語彙や文法の勉強をしなければならないイメージがあるし、読解力をつけるなら日常英語というよりも座学的英語の感じがしますよね。
ではどうして、わたしはそんなリーディングに対しても座学的英語ではなくて日常英語でかなり対策できると感じたのか。
それは、たとえばTOEICのこういう問題。
(サンプル問題)http://www.iibc-global.org/toeic/test/lr/about/format/sample07_02.html
これはスマホやタブレットのチャットを模した画面の出題です。
こうした問題を解くときに、もちろん語彙や文法の知識はある程度前提として必要なのですが、それとともに、こうしたチャットのやりとりに普段から慣れているというのはとても有利になります。
慣れているとなぜいいのか?
その前に、もう一個例を出します🙂
(サンプル問題)http://www.iibc-global.org/toeic/test/lr/about/format/sample07_04.html
これを見て、英語に慣れていない人、TOEICの問題に慣れていない人はどう思うでしょう?
少なくともわたしのリアクションは、
おえ〜〜〜〜〜😱
でした。笑
資料3つも見て答えるの大変だしどこになんの情報があるかわかんないし…と思っていました😭
では、トワイライトのお仕事を通して英語のコミュニケーションに慣れてきてからはどう思ったかというと、
見慣れてる!落ち着いて解けるわ〜
どのあたりに書いてある情報は重要で、どのあたりに書いてある情報は不要なのかすぐわかる
という感じ。
これのなにがポイントかというと、「情報の取捨選択ができる」ということです。
わたしはTOEIC受験歴が浅いので、もっと頻繁に受検されている方、よく研究していらっしゃる方に比べたらほんとただの感想にすぎません。ですが、その単なる私見で述べさせていただくと、この取捨選択ってほんとにたすかるんです!
わたしは以前は、いま挙げたような問題を解くとき、資料のほとんど隅から隅まで目を通してから問題に取り掛かる、という形の解き方をしていました。
これはどうなるかというと、時間の大幅なロスを招くのです(汗)
具体的にこの取捨選択力がついたことを感じた部分の例としては、
・手紙やメールの問題
…決まり文句がわかっているので、住所・会社名・挨拶の部分はすっ飛ばして読める。内容の流れもだいたいわかるので、どのあたりにその手紙/メールの要求が書いてあるのかすぐわかる
・ポスターや広告の問題
…値段の基本的な書き方や煽り文句の書き方などがわかるので、必要な情報部分にすぐたどりつける
・チャットの問題
…カジュアルな日常会話で使われる英語に慣れているので、挨拶的な部分と意思表示的な部分とがすぐ見分けられる
というようなものが挙げられるかなと。
特に、手紙やメールについてはトワイライトの仕事をさせていただけたことが本当に大きかったです。ビジネスメールを日常的にたくさんやりとりすることで、知らないうちに目も頭も慣れていました。
感謝感謝です…!
◆書く力(ライティング)
さて、ここからはTOEICから離れてお話をします。
ライティングの力は、特にビジネス関連についてはとても伸びたのではないかと思います。
というのは、先ほどのリスニング力で述べたことと同様、実際に英語ネイティヴがどんな表現を使うかというのをこのお仕事を通して肌で学ぶことができたからです。英語でのメールやチャットのコミュニケーション力は大きく向上したのかなと思います。
真澄にも、わたしの打つメールについて、「はじめのうちは『この表現はあまりしないかも』というものがあったけど、だんだん自然な表現になっていっているのがすごくわかる!」とおっしゃっていただきうれしかったのを覚えています。
(もともと英作文は得意だったのですが、自然なビジネス英語は全然わからず…はじめのうちは本当に打つのが遅かったのです…。)
◆話す力(スピーキング)
スピーキングについては、リスニングと重なることも多いかもしれません。
先述のとおりトワイライトのお仕事にはネイティヴスピーカーとのやりとりが大変多いため、彼らの使う表現を意識的あるいは無意識のうちに真似て話すようになっていました。
日本で日本人の先生から英会話を学ぶのももちろん良いのですが、こうして「いま現在使われている、生きた英語」をシャワーのように浴びながら同時にアウトプットもしていけるのは大変貴重な経験だったなと思います。
スピーキング力は、本当に日本を出ないと(わたしの場合)こんなには伸ばせなかっただろうなと思っています。
◆まとめ
以上、まとめますと、
トワイライト・トラベラーのお仕事では、ネイティヴとのやりとりが多いため他の仕事と比べて生きた英語が身につきやすい環境にある!
ということですね🤗
「ワーホリに挑戦しても、結局日本語環境に甘んじてしまい英語力がほとんど伸びなかった」ということも多いのを忘れてはなりません。これからワーホリに行かれる方、海外留学を目指す方も、ぜひ渡航先では英語を使った職場や環境に身を置くように意識するのをおすすめします。
実際に働かせていただいた身として、
✔日本人と群れるのではなくネイティヴと仕事がしたい
✔通り一遍の英会話フレーズではなく本当の英語力を身につけたい
✔英語を使って、日本とカナダとの橋渡し的な役割を経験してみたい
という方には、トワイライトは特におすすめの職場です。本当に!
◆おまけ◆ MaimiはTOEICどうだったの?
おまけというか、わたしのワーホリの後日談です。
日本に帰ってきて約10日後に受けたTOEICのテストで、わたしは初めて900点超えを達成しました〜!(満点は990点です)
というわけで、一応数字の上でもトワイライトのお仕事が大変ありがたいということを証明しましたよ🙌🏾
真澄さんをはじめ、お世話になったみなさま、本当にありがとうございました💓
By Maimi
2 Comments
投稿してから14日以上経過しているためコメントを停止しています。
Maimi さんのワーホリ体験を興味深く拝見しました。
とくにバンクーバーでは、日本の若者が英会話学校など短期留学やワーホリで滞在しておられるのをよく見かけます。それらしいと思ったら声をかけたりしていますが、日本で出会うよりは気さくに応答して下さる気がします。経験したせいか、何となく日本人だとわかるのは不思議です。15年位前に初めてUBCに行った時は、まだその勘が無く、ずいぶん日本人学生がいるなという印象でしたが、それは間違いで、ほとんどが中国系でした。UBCの日本人学生の数は、はるかに少ないのではないでしょうか。
スキーに行ったウィスラーの山の中腹の休憩所を兼ねたレストランで使用済の食器の片づけに頑張っていた女性や街中のレストランでウェイトレスをしていた女性、バンクーバー市街のルックアウト展望台で観光していた女性など。なぜか女性ばかりでしたが、ワーホリは女性が多いのかも知れません。
たしかにトワイライトで真澄さんのご指導が得られるという、素晴らしい経験をされ、英語力の向上に効果的だったことは十分理解できます。
こんにちは。
おっしゃる通りワーホリのかたは、女性が多いですね。
男性もいらっしゃるのですが、やはり一度会社をやめていらっしゃるなど、なかなか難しいのでしょうね。
日本人の学生は、中国系の方と比べると少ないですね。
2016年は、4926人に対して365名でした。
中国系の移民の子弟の入学もありますので、アジア系が多く感じますが、14000人以上の留学生が150カ国以上から集まっていますので、(
別のUBCの資料には、162カ国とありました)本当、多様性に富む環境ですね。
https://senate.ubc.ca/sites/senate.ubc.ca/files/downloads/UBC%20Enrolment%20Report%202016-17_Final%20-%209%20Jan%202017.pdf
Maimiには色々お手伝いいただきました。というか、現在形なのですが(笑)
お忙しい毎日と思いますが、ウィスラーにいらっしゃる際は、ぜひ一声ご連絡ください。
Masumi