せっかく今年もいらしていただいたので、昨年と同じではなく何かいい方向に変化をつけたいと思いまして、引率の先生方の許可をいただき、夜のUBCの学生との英会話の時間に、希望者だけ「元外交官によるスピーチ」を聞ける時間を設けました。

夜遅かったのですが、快諾してくれた知人のテリーです。

さすがテリー、分かりやすい英語で講演してくれました。通訳無しで高校生の皆さん９０分も熱心に彼のスピーチを聞きましたし、質問もかなり出ました！

内容は・・・

カナダの外交官試験について！

＝＝＞日本と異なる試験でしたね。また後日ゆっくりと追加しますね！

遅くなりましたが・・・

試験は以下です！その当時ですので。

現代版はこちらです。https://www.foreignserviceexamprep.com/how_register_hiring_process.html

１）IQ テスト

２）判断の能力テスト（状況に応じた最適な判断ができるかどうか）

３）インタビュー

初めのテストは、５０００人が受講し、５００人が合格。

インタビューが一番重要で、５人の面接官が１人をインタビューをする。

５００人のうち１００人が合格し、その後さらにテストがあり５０人が合格する。

自分が選ばれた理由は、人と異なる経歴があったからである（後日上司から言われた）

日本では、東大や京大の人しか外交官になれないかもしれないが、カナダでは様々な頭脳や考え方が、国家間の問題解決に必要という考えから、様々なの大学の卒業者がいるし（１校、２校ではない）、様々な考えや経歴の人を雇っている。同じ経歴や頭脳レベルでは、解決方法が限られるため、多岐にわたる判断を行うにはこのような方式が望ましいと思われる。

カナダの外交官（元総領事）の仕事について！

＝＝＞トヨタの社長さんともしょっちゅうお会いしていたようです。こちらもまた後日追加します。

１）政治関係の仕事：政治家に対し、その国のことをレポートする。

２）経済関係：（テリーの担当）

カナダ産のものを売る仕事

カナダに投資するよう勧める仕事

カナダの中小企業が、他国で仕事できるようにする仕事

など、カナダと他国のビジネス関係を助ける仕事。

トヨタがカナダに工場を作ったことなどは、彼が担当していた仕事の一つだったようです。

３）イミグレーション＆ビザの手続き

カナダは今後もカナダ全体の人口の１％にあたる移民を受け入れる方針であり、移民は国をよりよくする、強くするという考えがある

４）領事

旅行中に死亡したカナダ人の対応

国際法で、外国人が逮捕された際は、領事館員が面会に行くことが許されておりそういった対応。

旅行中にお金が不足したカナダ人への対応など（ちょっとカナダらしく面白い内容のお話が聞けましたが、ちょっと秘密！）

とにかく興味深い内容でした。

テリーありがとう〜。

Masumi