2013-06-25

カナダの新人アーティスト達のイベント!@SFU

週末は、アメリカ人の友達に誘われ新人アーティストのショーケース&パーティーby 149 Arts Society に行ってきました。
正直それほど期待していなかったのですが(笑)バンクーバー市内にも結構がんばっているアーティストがいるな〜と思わずにはいられないとてもいい内容でした。

まずはメンターと言って、その道の大御所の方たちがアーティストを選んだり、指導していたのですが、その方たちが結構な顔ぶれです。そしてスピーチもお上手。
バンクーバー市内の大きな映画館では、どこも同じ映画が上映されている、新人映画監督の素晴らしい作品もたくさんあるんだから、そういうのがもっと楽しめてもいいんじゃないかと。そして街角にあった小さな劇場も売られてしまって・・・なかなかアートに楽しむ機会が少なくなってしまっているので、残念であり、僕達・私達が盛り上げていこうじゃないかと。

そしてこちらのイベントのもう一つ良かった点は、舞台ダンサー、演劇、映画、音楽その他の方を混ぜたことです。よく舞台ダンサーはダンサーだけのイベントだったりしますが、メンターも新人アーティストもそれらの人たちを集めたので、より才能そして面白みのある方たちが集まったものとなりました。

特に印象的だったのは、Dr.Yvette Lu の一人芝居(というと思います)病気の患者さんのとてもつらく、暗い感情を力強く表現していらっしゃいました。患者さん本人だったのかなと思いきや、お医者さまだったとは・・・

そしてGirlBoy : Gavin Kade Somers 彼というか彼女は、女性として生まれてきたのですが、男性の心を持ち、そのジェンダーに苦しんでいる様子を表現したのですが、圧巻でした。バンクーバーではそういった性差に悩む人たちのアートのイベントや映画なども多く、何度もそういう方のスピーチや作品を拝見し、性差に悩む人たちの苦しみや悲しみのコメントに慣れているのですが、それでも彼のステージはとても多くの方の心を揺さぶったことでしょう。

バンクーバーに来て思ったことは・・・自称アーティストが多いこと(笑)

実際は、ウエイターやウエイトレスそしてお店の店員さんだったりしても、私はシンガーよ!バンドを組んでる!ペインターよ!舞台アーティストなの。とその道で収入を得ているのかなと思う自己紹介をしたりするのです。日本では年間約300人の方が、歌手としてデビューするという資料を拝見したことがあります。カナダは日本の人口の4分の1、ですがBC州だけで自称音楽家だけで数千人(BC州に音楽家用の団体があり、会費を支払いコンサートやプロのスカウトの目に触れやすくなります)それにペインターや舞台アーティストを含めますとかなりの数ですよね。

NYなど本場のアーティストのレベルと比べますと、残念ながら見劣りしますが、地方の娯楽といいますか大衆芸術としてそういうアーティストがたくさんいるのはいいことだなと思います。

By Masumi

投稿してから14日以上経過しているためコメントを停止しています。