2013-04-07
バンクーバーのお墓に分骨
実は、先月お客様のご親族様より、カナディアン・カルチャー遊学に1年目から合計3回リピーターとしていらしていただいたお客様が年末亡くなられたとご連絡がありました。別のお客様より、2年ほど前でしょうか入院されていらっしゃるみたいなどとお伺いはしていたのですが、寂しいことです。最後にお客様にいらしていただいたときの笑顔が印象的でした。
ご親族は、バンクーバーでの分骨をご希望されていらっしゃるものの、日本国内の業者さんには断られ続け、弊社にすがるようにご連絡いただいたのです。
もちろん初めてのことですし、戸惑いそして様々なお客様のご条件やご制約などもございまして、私は両肩にどし〜んと重いものを感じていましたが、先日、どうにか無事に納骨を終わらせることが出来ました。
お客様がお好きだったバンクーバーやノースバンクーバーにあり、日本人そして居住していない方でも埋葬できる墓地を3箇所ほど選び、事前に各スタッフの方と何度かお会いして連絡を取り合い、準備しなければいけない書類や支払い方法その他もろもろを下準備して、ご親族様をお迎えいたしました。
お仕事のご都合で2泊しかご滞在できず、しかも飛行機のご到着が遅れてしまい、他にもこちらのロングウィークエンドがありましたので、墓地の多くのスタッフの方がご不在だったりと、ドタバタの中でしたが、ご親族様にお選びいただいた墓地で、セレモニーそして埋葬を無事行うことが出来ました。
やはり人様のお骨に関わることですので、墓地を購入後同じ日にすぐに納骨できるわけではないようで、様々な書類や手続きがございます。
↑ お役所にも何度か通いました。お客さまとも2回通いました。
事前に何度か御電話でお話させていただいていたのですが、実際お会いしいろいろなお話をお聞きしておりますと、とてもお母様と仲がよろしかったようですし、お客様がとても丁寧に育てていらした息子さんなんだなというのが至るところに感じられたまじめで素敵な方でした。
そして遊学にご参加中などに交わした会話についても、息子さんにこういうことおっしゃっていらっしゃいましたよとお伝えさせていただきました。今でも昨日のようにすぐ思い出すお顔ですが、もう何年かたってしまったのですね。
セレモニーは、キャサリンそしてボニーにも参加してもらい、お客様の宗教にのっとって行いましたが、その前にいろいろハプニングがあり予定より短くなりましたが、お客様にゆかりの地のスタンレーパークやバンクーバーやノースバンクーバー市内などをハイヤーで周らせていただきました。
その日は珍しい快晴で、お客様も喜んでくださっているのではと思いましたし、セレモニーの際は、墓地からお客様の”戒名”の静雲のイメージの雲が青空にくっきり現れていました。
セレモニーの間も鳥のさえずり、木の葉の揺れる音がとても素敵に感じられる、ゆっくりとお休みになれるところかなと思いました。
ご親族の方よりお伝えしていいと了解は得ておりますが、名古屋の方です。といっても名古屋のリピーターの方多いですね・・・
先日もお客様とご友人である方とお電話させていただいてましたが、ご親族様の了解を得るまで分骨のことはお話しないほうがいいかなと・・・この件はお伝えしてません。ごめんなさい!
お墓の石はまだ出来上がっていませんが、恐らく二ヶ月後に完成。お仕事の状況にもよるようですが、夏には息子さんがいらっしゃる予定です。
BY MASUMI
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