2013-02-10
空飛ぶ”ねずみ”&ふくろう!
スタンレーパークでもふくろうを何度か見たことがありますが、まだまだ修行が足りない私は、毎回フクロウを見ることができません。今のところ十回に一回程度です。(といってもエリア的にもふくろうを探しながら歩いていないのですし、統計的には正しくない表現ですが・・・)
こちらバンクーバーの南に位置するデルタ市でも、毎回見ることはできないのですが、この日は何羽かふくろうを観察できました。底冷えのする寒さのなか、重いカメラとレンズを持って歩いているので、ふくろうを見ることが出来ると嬉しさ倍増です!
↑ こちらはLong–eared Owl (トラフズク)
約30センチ〜40センチで、羽を広げると1メートル弱。2月~7月がブリーディングの季節のようで、巣を見つけることができたら雛の写真も写せるかもしれません!
まあ、それがとっても難しいのですが・・・
ちょっとだけですが、羽の間からするどく長い爪が少しご覧になれます。
↑ こちらはShort–eared Owl (コミミズク)
34センチから43センチほどと、先ほどのフクロウよりは少し大きめです。
日本では、縁起を呼ぶふくろうと言われたりしていますが、先日エチオピアからの移民の方とお話したら、”ふくろうが家に住み着くと誰かが死ぬと言われていて悪い印象があるんだ〜”ですって、お国により違うんですね。
ふくろうは、ご存知の通りねずみや鳥、昆虫などを食べますので、恐らく昔の日本の農家の方にとっては、自分たちが大切に育てたお米を食いあらすねずみや鳥を食べてくれる幸運を呼ぶ鳥!家に住むとなると、ねずみの死骸やふくろうの糞から病気が発生してしまいそうな感もありますね・・・昔の方の言葉には、その土地その土地の理由があるように思います。
さて、フクロウをどのようなところで撮影しているかといいますと、こういうところです。
遠浅の海のそばの、草原というか湿地帯を含む草原です。
フクロウをはじめ、わしや鷹の食べ物のねずみなどが生息している場所です。
そして、なんとこんな光景も!
ハヤブサ( Peregrine Falcon)がフクロウ(Short–eared Owl)のねずみを取ろうとしてるんです!!横取りしようとしてました〜。
初めて見たのですが、残念ながら私のレンズでは限界が・・・
でも、よくご覧になりますと、フクロウが片足でねずみをつかんでいるのがご覧になれますよね。
あっという間、ほんの10秒ほどの出来事でしたが、私達の真上も飛んでいきました。
モグラかなと思いましたが、何枚かを見比べるとねずみのようです。近頃は、野菜中心の生活をしているものの、お肉をはじめ命をいただいて生活していますし、自然の厳しさの現実を目の当たりにしたときでした。
さてさて、ねずみはどうなったかといいますと・・・ハヤブサはフクロウのねずみを奪うことは出来ませんでした。その後フクロウもどこかへ飛んでいきましたので、詳細はご想像にお任せします。
さて、ハヤブサのほかにもNorthern Harrier (ハイイロチュウヒ)も見ることができました。
残念ながら、公共のバスなどではたどり着くのが難しいところにありますが、野鳥好きの方にはとってもおすすめです!
By Masumi
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