2012-04-03

町の復興をしたシュメイナスを訪問!

実は、お手伝いをしている地元釜石のNPOと一緒に留学プログラムを行っております。
http://cadatte-kamaishi.com/?p=9428
(弊社の売り上げの多くは確実に被災地に還元されております笑)

一般の観光でしたらビクトリアへ行くのでしょうけれど、どうしてもシュメイナスというところへ連れて行きたかったので、週末でかけてまいりました。

フェリーとバスを乗り継いでいくのですが、人口約4000人の小さな町です。
、林業などの関係で1850年代ごろから発展したのですが、その後木材工場などの閉鎖により街が衰退していきました。
危惧を持った街の7人のビジネスマンたちが集まり、1980年代から街中に壁画を書くようになしました。それらの運動により、観光客が訪れるようになり、最終的に劇場やレストラン・お土産やさん・骨董品店など300以上のビジネスが立ち上がり、一時は年間40万人もの人が観光に訪れたそうです。(説明:シュメイナス博物館ほか)

こじんまりとした小さな町ですが、低予算でかなりの効果をあげたように思います。

街中には、現在42の壁画が描かれています。
どういうところに描かかれているかといいますと・・・
街中にある壁や観光局やスーパーの壁のみならず、一般のおうちの壁にも描かれているのです。ですので、住宅地も含め、街中が観光地です。

私たちが、土日はお休みの観光局の前を通り過ぎ、近くで写真を撮っていると、60代後半の方でしょうか?
「あなたたちは歩くのが早いわね!」といって、話しかけてきました。何だろうと思うと「観光客でしょ?写真を撮っていたから。観光局がお休みだからこの地図をどうぞ!」とわざわざ追いかけて届けてくださったのです。

ほかにも、壁画を見ながら歩いていると「今日はあいにくの雨でごめんなさいね!」「雨だけど楽しんでね」と何人の方に話しかけられたことか。お店の方のみならず、住民の方一人一人が観光客を大切にお迎えしている雰囲気がありました。

小さな地方都市が、予算をそれほどかけずに観光客を呼び込んだいい例のように思います。

カフェでは、世界地図があり、自分がどこから来たのかピンが刺せるようになっています。何年か後にまた来られるといいですよね。

近年は、シュメイナス近海に、Boing737がArtificial Reef Society of British Columbiaにより、沈められ人気のダイビングスポットとなっております。

By Masumi

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