2010-01-17
2010 Vancouver Olympicを楽しむ100話 -7話:ウィスラー 近郊スコーミッシュの空気を吸いながら
バンクーバーからウィスラーにお出かけになる際に、コーヒーブレイクとしてよく立ち寄る場所があります。バンクーバーから約1時間先のスコーミッシュ。
昨日、今日はとある新聞社さんの取材のお手伝いに同行いたしました。
今日は、朝7時にはホテルを出発。本当に久しぶりの快晴です。
このあたりは、先にご紹介した、オリンピックのカルチャー面をホストしているスコーミッシュ族も住んでいます。
「うわ〜、きれい!」を連発されていたI記者。確かに滞在中ずっと雨でしたものね〜。
でも晴れているときは、北からの海流の時が多く、ぐ〜っと気温も下がります。
車の温度計は3度でしたが、まだ氷は溶けていません。
自分では着込んできたつもりでしたが、仕事だからジーンズはまずいかな〜と思い、結局ダウンのジャケットの下は軽装。靴も簡単なもの。足は寒くて感覚がないくらいでした。
ハイウェイをおり、ずっ〜と森の中へと車を走らせます。
すると朝もやのかかった幻想的な雰囲気の場所が。
こちらは鮭の死骸です。
そしてそれらを狙う白頭ワシやかもめが近くを飛んでいます。
凛と冷えた寒い森の中を歩き、静寂の中で鳥のさえずりを聴き、鮭の亡骸が腐敗していく匂いを感じ、食物連鎖の関係やらファーストネーション(先住民族)の自然崇拝、そして日本の土着信仰が頭の中をめぐっていました。
記者の方々は、温暖化により遡上する鮭が減り、海からの養分(リンなどのミネラル)が川に戻らないことにより、より一層環境への影響が深刻である云々おっしゃっていました。
思えば、遊学の際訪れたUBC近郊のマスクリアム(6話でご紹介済み)の方もまったく同じことをおしゃっていました。
それにしても、時には澄んだ空気をたっぷり吸って、命の洗濯も必要ですね。
BY Masumi
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