2009-10-16

バンクーバー国際映画祭 (VIFF)を楽しむ!

今日は、第28回 バンクーバー国際映画祭 (VIFF)の招待券をちえにいただき連れて行ってもらいました。ありがとう〜! 1982年に始まったこちらの映画祭、今年は28回目そして80カ国からなんと360本もの映画が集められ市内各地で上映されるのです。 80カ国という国数のみならず、ショートフィルムやドキュメンタリーと多岐にわたりますが、メジャーな映画というよりはこれからの監督の作品も多く、カナダ人の特にアートに造詣のある友人とはこの時期話題がたえません。 LR-1-15s.jpg 先日も Yukiko Onley さんのギャラリーで、日本からいらしている監督さん 佐藤文郎さん(作品 Denotation)とお兄様にもお会いしました。ほかにも日本映画が数本上映されているようです。 さて今日は・・・ This Land – Trailerといって、北極に限りなく近いカナダの最北端に、まさしく命がけでカナダの国旗を立てにいく部隊のドキュメンタリーとFinding Farleyという、トムソーヤの冒険とも少し違いますが、カナダの自然と動物などとの触れ合いを描いた有名な小説家に、小説内の自然の様子を体験しながら、カヌーやVIA鉄道そして船を乗り継ぎ会いに行く(夫婦に2歳の息子そして愛犬と)ドキュメンタリーの2本を楽しみました。 こちらがThis Land – Trailerの一部 http://www.diannewhelan.com/video.htm そしてこちらがFinding Farleyの一部 http://www.youtube.com/watch?v=5Q0xAK6BK9o どちらもカナダにいらした方がご覧になると、大好きな心に残る映画の一本になることでしょう。 どちらの映画にも、カナダ人らしさというかアイデンティティーを感じました。 力強く時折命さえも容易に奪う自然に優しく守られ、その自然にありがたみと尊敬の念を心のどこかに感じながら、(日本の自然崇拝に少し似ている感があります)はむかうのではなく共存または従う形をとる様子が感じられます。 そして、ファーストネーションやイヌイットの方のそういったアニミズム(自然崇拝)についての考えも享受して。 LR-1-14s.jpg 両方の監督そして主人公が会場にいらしていました。 Dianne Whelanさん (This Land – Trailer)とお話することができ、すばらしい映画だったこと、今後の方針やら映画についてお聞きしましたが、とても気さくで力強い方でした。 映画内にもありますが、本当に2〜3度、命の危険について感じたそうです。でも現在もヒマラヤについての作品を作成中とか。 日本での落語や歌舞伎、温泉も恋しく思いながら、バンクーバーの芸術の秋を楽しんでいます。 By Masumi

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