自分の国籍について、日本人のパスポートを持つことについて、他国のパスポートを持っていることの違いについて強く感じたのは20代の前半でした。 日本のパスポートを持てることを幸せと感じたのは、ブラジルのパスポートを持つ、日系人の友人とアジアを旅行したときです。 彼女は私の大好きな友人の一人で、弁護士の資格を持ち、どちらかというとお金持ちのお嬢さん、彼の日本人である父親は格式のあるおうちがお嫌で、若かりしころ別の国へ冒険の旅に出たようでした。 ↑ここで、めでたく永住権取得！ さて、そのような私よりずっと育ちのいい彼女と楽しい旅を終え、空港で日本への便へ乗るためのチェックインをしていると、航空会社の人がなかなか彼女を離してくれません。 日本国への入国はどのような資格なのかというのをしつこく聞いて、彼女は日本で就労ビザを持ち（しかも当時日本の公立の学校で働いていました）再入国許可を持っていると再三言っても、なかなか信用してくれないのです。 嫌、言っているだけではなく、すべて書類も持って見せているにもかかわらずです。 結局かなりの時間がかかりましたが、やっと二人で帰国しました。 私たち個人では何も出来ない負荷の力が働き、その後ろには大きな大きな国という影がくっついていることを強く感じたのはいうまでもありません。 メルマガでご紹介した、ブルガリアの友人にしてもそうです。 どちらの国のパスポートを持っているかにより、旅行できる国や待遇が変わるのですから・・・ ↑カナダの入国管理のそばにあるポール。カナダの州が記されています。 さて、国籍とは異なりますが、やっとカナダの永住権を先日取得いたしました。 主人の転勤でこちらに引越しはや6年。さっさと取得しておけばいいのですが、就労ビザを伸ばし伸ばし申請し、前回の申請の際に、この次の申請は通りにくいよ。「帰国」か「永住権」とるしかないよ！と言われ、永住権を取得したのでした。 もし取れなかったら、日本に帰ろうか、アメリカへ行こうか・・・どこに住もう〜！何をしよう〜！なぜかワクワクしながら考えていましたが、結局めでたく永住権取得となっちゃいました（笑） By Masumi