2008-09-15

心の浄化を求めて 〜神秘の島 ソルトスプリング島 前半〜

短かった夏と別れを告げ、ようやく念願のソルトスプリング島への切符を手にした。そんな私を祝福するかのように、果てしなく広がる青い空。眠い目をこすりながらバスに乗って、フェリーを乗り継ぎ、3時間。アーティストが数多く住むこの島は、オーガニックアイランドと異名をとり、自然環境の保護が普段の暮らしに浸透している。オーガニックは「ブーム」ではなく、ここではごく自然の、生活スタイルとなっている。 キュートな住人がご挨拶… シカ.JPG 山の中のパン屋さんで、食料調達 パン屋.JPG 手付かずの道。アーティストの住むスタジオへと続く 手付かずの道.JPG アーティストの住む家 アーティスト.JPG まずは念願のMt Erskineへ。妖精が住むといわれるこの山には、7つの小さなドアがある。その妖精の住みかを探すべく、苔むした森を歩く。残念ながら見つかったドアは3つだが、頂上からの眺めは、筆舌に尽くしがたい美しさ。紺碧の海にぽっかりと浮かぶ小さな島々、遥かバンクーバーまで見える大パノラマ、風の音さえもこのスペクタキュラーの演出に加わっている。 妖精のドア ドア.JPG 頂上にて 頂上.JPG 心地よく疲れた体を癒してくれる宿は、笑顔の素敵な日本人ご夫妻経営のB&B。オーガニック食材はもちろんのこと、自然に優しいソープ、シャンプー、トルマリンの石で浄化したお水…。この島の住人らしく、自然環境をとても大事にする姿勢には、見習うべきことがたくさん。まさに、「寿命が延びそうな」ライフスタイル。 素材の味を存分に活かした、素朴だが味わいのある料理に、カラダが喜ぶ。部屋からは眼下一面に広がるおだやかな海、バルコニーに出れば、森の香りも深呼吸。動物がたてる水音と、フクロウの声しか聞こえない静寂は、究極のリトリート。外は電灯も何もない真っ暗な闇、月の光を浴びながら、おやすみなさい…。 Written by Chie

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